布を継いで身丈を伸ばす方法6

すずらん

腰紐の位置で別布で継ぐ場合

着物を着てもらって裾から何尺の位置に腰紐で結ぶのかを測ります。褄下または衿下の寸法も大切です。裾の位置はいつも同じとは限りません。後側で足袋が見えないように着る礼装用の着方やもう少し短く着る着方など、それそれ好みがあります。1寸から2寸ぐらい裾の位置で違います。

腰ひもで継ぐ場合の位置

腰紐で結ぶ位置がちょうど継ぐ生地の半分になるのが理想です。
どちらかに片よりすぎるとお端折りの調節の時に下から見える可能性があります。
身丈―着丈の寸法や腰紐で結ぶ位置がわからない時は腰で継ぐのは難しいです。腰紐の位置というのは人によってさまざまです。

身丈に余裕があればお端折りを上げて調節できる着物の身丈は身長から割り出します。褄下は身丈の半分が基準です。腰紐を結ぶ位置はおへそのある位置からそれより少し下というのが一般的です。中にはおへその上で結ぶ着方の人もいます。
同じ身長でも足の長い人や短い人がいます。足が長く見えるように着るなら、腰紐の位置は高めにするはずです。
身丈―着丈=6寸から8寸というのが標準ですが、この半分の3寸から4寸がお端折りの巾です。お端折りを整えたり、裾位置が変わったりすることを考えると半分の寸法を入れると見える可能性もあります。1寸余裕をみて 2寸から3寸が腰紐で結ぶ位置に継げる生地ではないかと思っています。

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