身丈を継ぐ時
6ページにわたって身丈を継ぐことについて説明しました。このページはまとめと理想のお話です。
- 身丈を継いで伸ばす時には「柄が全体にあり、柄の上下が関係ない」小紋のような着物が一番変更しやすいです。継ぐ生地はできるだけ元の生地を同じものにします。紬には紬、お召にはお召という具合です。
- 継ぎたい着物を解いて、その着物の状態をよく見ることです。せっかく お金を使っても 一度着たら お尻がやぶれるような弱った生地はおすすめできません。
- 仕立て替えにはいろいろな方法があるので どの方法がいいのか判断するためには着物を解いて全体像を把握する事が大切です。
- 残り布は大切に保管しておいてほしいです。月日がたつと 残り布と着物の色がまったく違う色になる時があります。それでも同じ生地が使えるのならそれに越したことはありません。
- 生地を必要なだけ 売ってくれるというのが古着屋があればいいのにと思います。