コートの柄による名称と格について
名称 | 説明 |
絵羽コート | 一カ所でも続き柄がある |
黒コート | 地色が黒い。他のコートより格上と説明する人もいる |
ぼかしのコート | 模様ではなく色が濃い色から薄い色になっている |
小紋柄のコート | 上下の向きが関係ない柄 |
付け下げ柄のコート | 上下に向きがある柄で続き柄にはなっていない |
女性のコートは略式礼装ではありません。あくまでも道中の防寒が目的。紋を入れるようなことはあまりしません。男性は 現在ほとんどの人が着ません。かなりの着物好きがお坊さんのような方が持っているだけではないでしょうか。
コートを仕立てる前の注意点
- 衿型と身丈と袖丈を決めてから反物を選びます。
- 身丈と袖丈が同じならば道行衿の用尺が一番少ないです。
- 長コートが流行しています。半コート丈よりも長いので羽尺では足りない時もあります。
コートの衿型
着物用のコートの名前は衿型で区別します。例えば 被布衿コートとか道行衿コートと呼びます。柄による名称はあまり使わないです。衿の種類で格が違うという人がいますが、そこまで考えなくてもいいのではと思います。
なぜそのように思うのかは 歴史偏8 南蛮風俗 >> についてを参考に
角衿 笹衿
丸衿 又は 都衿
被布衿
千代田衿
折り衿 又は へちま衿