ラシャ鋏
写真の左が22cm 「有次」 右が26cm「京都常久」です。
ラシャ鋏の由来は羅紗という生地を裁つためのはさみからと思います。
上の写真は 右側が文房具のはさみで ほとんどまっすぐです。真ん中が 右利き人が持つた時のラシャ鋏です。それを逆にすると 左利きの人が持てるかとというとそうではなく ラシャ鋏の持つところは 親指とそのほか四本をいれる部分に分かれていますので 左端の写真で 左利きの人が持つと 持つところの指がはいりません。ということで 左利きの人は 右利き用のラシャ鋏を使う場合 角度が逆のラシャ鋏で裁つか 左利きだけど 右でラシャ鋏をもって裁つか しなければいけなくなります。あるいは 指はいれにくいと思いますが 本来は 親指をいれる所に 親指以外の指をいれて 本来は親指以外の四本の指を入れる所に親指をいれて裁つかです。 刃物専門典だと 左利き用のラシャ鋏も売っています。
にぎり鋏
二枚の写真の向かって右側のはさみは京都の錦市場の東端にお店がある「有次」のにぎりはさみの細口のものです。このにぎりはさみはとても切れ味がよく、ジョキジョキきれるはさみです。お値段もそこそこしますがだすだけの値打ちはあると思います。
所で にぎり鋏の切れ味が悪くなったので 一度伸ばして 研いでもらいます。そのあと また U字型にもどすと 以前の感覚と違うことになり 切れ味が変わります。一度 伸ばすと 元の感覚に 戻らないのを わかった上で 研いだ方がいいです。いい物を購入して 一度も研がない方が いいのかもしれません。
このようなタイプならば共有しても切りにくくなるということは少ないのではないかと思います。これは 先がとがりすぎていて 布に穴をあけてしまいそうで 使いにくいです。