女物関西式長襦袢の衿

関西式の長襦袢には二つの衿があります。一つは半衿を付ける地衿、もう一つは立衿です。この二つの衿があるのが関西式の特徴です。ここでは地衿の仕立て方の説明です。

関西式女物長襦袢の図

衿芯が三種類ある

  1. 着る時に半衿と地衿の間にいれる衿芯。
  2. 半衿と同じぐらいの大きさで綿の帯芯のような生地。(10センチ×100センチぐらい。)
  3. 17センチ×1メートル50センチぐらいの大きさで綿の帯芯のような生地。

1番 衿芯

衿芯
衿芯の例

厚い衿芯や模様のない衿芯などいろいろあります。2番目の方法で縫った場合はこの衿芯は使わないと思います。使う人は かなり硬い衿が好きな人です。

2番の衿芯を使う地衿の縫い方

最初に長襦袢の表生地や晒を使って地衿を縫います。棒衿つまり 一定の衿巾で仕立てる場合が多いかもしれません。その上から 半衿と同じくらいの大きさの衿芯(つまり2番)を縫いつけます。その上に半衿を縫いつけると完了です
この方法は 長襦袢の表の生地が多く必要になります。背の高い人だと衿生地が不足するので 半衿で隠れる部分は晒で代用したりします。下の長襦袢は表生地でつかっていますが、背中心でついでいます。そうしないと生地が足りなかったと思います。

↓ 地衿が長襦袢生地で衿巾は一定、横にある白いのが2番の衿芯で半衿と同じぐらいの大きさ。

土台の衿は長襦袢の表生地と同じ

 

↓ 上の長襦袢に2番の衿芯をつけた写真です。そして この上に半衿をつけます。

上の長襦袢の衿に芯をつけた

3番の衿芯を使う地衿の縫い方

衿芯を地衿として縫います。多くの場合は 半衿より下の部分は 長襦袢の表生地から衿先布をとります。衿芯に衿先布を縫いつけてから 地衿として縫います。衿型は「ばち衿」が一般的です。

↓ 2番と同じ長襦袢ですが 3番の方法に仕立て直しました。衿先布が付けてあり、2番の衿芯を中にいれて仕立てています。通常3番の方法では2番の衿芯は使いませんが、2番の衿芯があまります。あまっても何もできないので、中にいれて仕立てました。2番の方法のように地衿の外側にもう一度衿芯を縫いつけるのはごろごろするので あまり好きではありません。 この上に半衿をつければ完了します。写真ではわかりにくいですが ばち衿になっています。

衿芯をつけた場合

私の習った方法
3番の方法です。縫う回数が多いので、2番の方法は手間がかかると感じます。