動物に関する文様
鱗
亀甲文
毘沙門亀甲文
鱗 蛇の鱗をあらわしています。
亀甲文 亀の甲羅を連続に配した模様。
そのほか
卍文
卍は梵児の万をあらわす文字です。卍をつなげた文様のことを卍つなぎといい。卍字をばらかすと卍崩し文といいます。
卍文と雷文の区別がはっきりしません。中国では卍の柄を雷文とするようで、紗綾形の説明に雷文もでてくるのです。もともと 卍と雷は異なるところからきていると思うのですが この違いをちゃんと説明してくれている着物の辞書が今のところありません。
紗綾形文
束ね熨斗文
七宝つなぎ文
紗綾形文 卍崩しを別名この名で呼ぶようになりました。
束ね熨斗文 ひも状の熨斗を束ねた図。アワビの肉を長く引き伸ばして作る。祝儀の贈り物にそえた吉祥のもの。
七宝つなぎ文 一つの輪に四個の輪を四隅に重ねた文 輪違い文 四方襷文、十方とよんだりし、それがなまって 七宝とよぶ。数多くつなげると 七宝つなぎ文 という。